〜芦北保育園は幼保連携型認定こども園へ〜
熊本県葦北郡芦北町芦北で運営しているあしきた・まちのこども園は、生後3か月~就学前までをお預かりできる保育施設です。

幼保連携型認定こども園あしきた・まちのこども園

こころの発達(すみれ)

昨日でプール遊びも終わり、あっという間に9月になりました。

まだまだ気温が高いですが、気候を見ながら戸外にも行って楽しもうと思います🌞

 

 

今のすみれ組子どもたちは割と月齢が近く、1歳4か月〜1歳2か月だったり、11か月の子どもたちです。

1歳を過ぎ、自分で歩けるようになると目線も変わり、今までよりもっと好奇心旺盛になってきます。

今日はそんな1歳前後の時期の「心の発達」についてお話できたらと思います✨

 

 

以前このブログでも「0歳児は成長が著しい」とお伝えしましたが、それは身体だけでなく心もです。

 

親の愛情を確認するような行動を取るようになり、嫉妬心や独占欲を持つなど、大人に近い感情を示す場面も出てきます。

今のすみれ組は保育者1人に対し2〜3人の子どもが担当ですが、1人を抱っこしていたり絵本を読んでいると集まってくることがあったり、一人の子がおもちゃで遊んでいると「ぼくも、わたしも」と集まって欲しがる様子も見られます。

そんな中で私たち保育者ができることは自分と他者との違いが知れるように、遊び方や遊ぶ場所を一人一人知らせます。

まだ友達とルールを守って遊べる月齢でもないので、子ども二人に一つのおもちゃだともちろん取り合いになってしまうので、「同じおもちゃで遊びたい!」と言う気持ちは汲み取って一人一人の遊ぶ時間を保証します。

これを繰り返すうちに最近では自分でスペースと遊びたいおもちゃを用意して遊ぼうとすることも増えました。

 

 

そして、言葉の理解もできるようになり、簡単な指示などには反応するようになります。

絵本の言葉を理解したり、大人が繰り返し言葉をかけることで子どもなりに納得しようとします。

動けるようになって机や台の上に登ってしまいがちですが、「ここはご飯を食べる所だから降りて、こっちの箱に登って遊ぼうね」と伝えると、しっかり伝わっているんです。

ただ「ダメ!」と否定するのではなく、なんでダメなのか、じゃあどこに登ればいいのかということをこの月齢のうちからしっかり丁寧に伝えていくと理解力も高まります。

 

 

 

…とは言っても、仕事をしながら子育てをしているワーキングママやパパには時間も余裕もないのが現実。

私自身も2児の母親であり、仕事と同じように子育てをしているかと言われれば全く違います。

時間や心の余裕のある時に丁寧にじっくりと関わってみると、「こんなこともできて、分かってるんだ!」と子どもから気付かされることが沢山ありますよね。

そしてその子どもの成長を見ながら保護者の方の子育て論や、家での様子、悩みなどを聞かせてもらい、こども園での様子や園の保育方針などを日常的にお伝えし、一緒に成長を分かち合えればいいなと思っています😊

 

 

 

「この間まで赤ちゃんだったのに…」というすみれ組の子どもたちですが、立派に成長しているので、子どもたちが過ごしやすく更に成長できるような手助けができるよう園でも努力していきます✨

 

 

2022.09.01 やよい

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