〜芦北保育園は幼保連携型認定こども園へ〜
熊本県葦北郡芦北町芦北で運営しているあしきた・まちのこども園は、生後3か月~就学前までをお預かりできる保育施設です。

幼保連携型認定こども園あしきた・まちのこども園

みんな、怒ってるんじゃないよ?(ゆり)

朝夕は冷え込みが厳しくなり、空気も乾燥し始めました
咳や鼻水の子も増えてきていますので、体調管理には気を付けたいですね

さて、今日のゆり組なのですが
ハロウィンへ向けて色々と取り組みが始まりました!

他のクラスの子達が、ハロウィン用に様々な衣装や帽子などを作っているのを見て
「あ~、まだハロウィンの準備なにもしてない~」
「僕たちも作りたいな~」という声が聞かれ始めました
そこで、今年のハロウィンはどうするのか
皆で話し合って決めて貰う事にしました。

しかし、やりたい事・作りたい物に溢れている為か
しばらく話し合いを見守っていたのですが、なかなか意見がまとまらない様子……
そこで「とりあえずさ、自分がやりたい事を順番にお話ししてみたら?」
と、アドバイスをすると納得したようで
一人ひとり話し始めてくれました!

ハロウィンパーティがしたい!
ゾンビメイクがしてみたい!!
可愛いお洋服が作りたいな~!などなど
色々な意見が次々に出てくる中、とある子の順番が来た時
何も言えずに固まってしまいました
思わず「無理して言わなくても大丈夫だよ、後で教えてね」と声を掛けそうになったのですが

それより先に
「みんなの前だから、きんちょうしちゃったかな?」
と優しく声を掛けてくれた子が!

周りの子達も頷きながら
「ドキドキしてるんだよ」
「後で言う?」
「ねぇねぇ、〇〇ちゃん(その子の隣にいたお友達)
 お耳近くにしてさぁ、こっそり聞いてあげてよ」
などなど、その子の気持ちに寄り添った優しい声を掛けてくれました。

ただ、順番を待っていた子達は
早く、自分の意見が言いたい!という気持ちもあり
「一回、飛ばしてもいい?」
と少し強い口調で言ってしまう子もいました。
そういう風に言ったら、余計に困っちゃうんじゃないのかなぁ~と
ハラハラしていたのですが
「あのね、皆はおこってるんじゃないんだよ。だからあとでいう?」
と自然にフォローを入れてくれました

少し前までは「僕が!」「私が!」という気持ちが強く
お友達のお話を聞く前に、自分の主張だけを訴える子も多く
話し合いのたびに喧嘩をしまっていた子ども達だったのですが
いつの間にか、相手の気持ちも考えながら
寄り添う言葉を自然と話せるようになっていたんだなぁ
と感動しました。

その後、一回その子は飛ばして次の人が話し始め
お話し合いは再開されました。

そして、今年もお洋服を作ったり
お菓子パーティをすることに決まりました
その後、各々早速自分の衣装づくりを始めていたのですが
数名の子ども達が私の所に来て
「先生~、〇〇ちゃんね、さっき言えなかったけど
 ハロウィンパーティがしたかったんだって!」と教えてくれました
「そうだったの?聞いてくれてありがとう。
 ○○ちゃんも教えてくれて、ありがとね~」と声を掛けると
何やら照れくさそうに笑い合いながら、自分達も衣装づくりに取り掛かっていました

材料も全て、自分達で探して
選んで、持ってきました
なぜか、自動販売機と書かれてました(笑)

衣装を作っている途中でも
「それ貸して~」「ほーい」
「えー-!!それどうやってしたの!」「これねぇ~」
とお互いにやり取りをする声も沢山聞こえてきました。

なんだか、とっても頼もしくて優しくて
素敵なお兄さん・お姉さんに成長しているゆり組さん達でした

20221021 あきこ

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