〜芦北保育園は幼保連携型認定こども園へ〜
熊本県葦北郡芦北町芦北で運営しているあしきた・まちのこども園は、生後3か月~就学前までをお預かりできる保育施設です。

幼保連携型認定こども園あしきた・まちのこども園

生き物探し(ゆり)

気付けば陽が沈むのも早くなりましたね

朝夕は冷え込むようになり、元々寒がりの私は風が吹くと思わず身を縮こまらせてしまうのですが…
「子どもは風の子」とはよく言ったもので、冷たくなった風をものともせず
外を走り回っては額に汗を浮かべている子ども達です。

先日13日では、汚れても良い服での登園ありがとうございました
そして洗う時間が無く、そのままお返ししてしまい申し訳ありませんでした…
今回は緑地公園(ぞうさん公園)の近くにある干潟に行き、生き物を観察してきました!
お散歩ではよく行く場所ではあったものの、そもそも干潟がある事など知らず「シオマネキが居るんだよ」と事前に教えて頂いても、いまいちピンときていませんでした。
しかし、いつも見ている絵本の中にシオマネキがいる事に気付いた子ども達!
「これの事かな!」「これを見つけに行くんだよ!」とようやく実感が湧いたようで
俄然興味を持ち、毎日その絵本や図鑑を眺めて生き物観察会を心待ちにしていました。

当日には、9月に行われた海の環境教育フォーラムでお世話になった先生方の他にも
熊本大学教授の森先生もお招きして生き物を探すことに
事前にお部屋で注意事項や、どんな生き物が見られるかを教えて貰っている時から、テンションMAXだったゆり組さん!
意気揚々と歌いながら、緑地公園まで向かいました。

まずは隠れてしまった生き物たちが出て来るまで、レジャーシートの上でじーと待機…
しばらくすると地面に空いた穴の中からカニが顔をだしました!!
「居た!!」「あそこにも居る!」「捕まえたい!!」とひそひそお話していたのですが
次第に耐えられなくなり、生き物を捕まえる事に!!
泥に足が埋もれ「靴が抜けたーー!!」と悲鳴をあげる子もいれば
黙々とカニを捕獲していく子も…
初めは中々見つけても触れなかった子も居たのですが、お友達の姿を見ている内に最後は自分で捕まえられていました!!

 絵本で見たシオマネキも無事発見し、オスとメスをそれぞれ捕まえて観察したりしました
干潟を歩き回ったり、水の近くでドロハゼを追いかけまわしたり
夢中になって遊んでいた子ども達でした

動かず喋らず、じーと待ちます…
穴になにかいるかも…

最後に、森先生に捕まえた生き物の名前を教えてもらう事に
カニの中にも沢山の種類が居て
「これは肉食のカニ」「これは少し珍しいよ」などなどお話して貰ったのですが子ども達はどちらかと言うと、森先生の手の中から生き物が逃げていく方に気を取られている様子でした(笑)

「これは何て言う生き物ですか?」
鉄砲のように「パチン」と音を出して飛ぶので、テッポウエビと言うそうです
カニ達は土の表面についた微生物などを食べた後に丸めて捨てるので、干潟のあちこちに小さいどろ団子が落ちていました!

帰ってからは図鑑を改めて眺めたり、捕まえたシオマネキを水槽にいれてお部屋に置いてみたり
「楽しかったね~」「シオマネキ脱皮するのかな…」等を話しながら振り返っていました。
普段何気なく過ごしている町にも、こんなにも豊かな自然があり
その中で遊べたことを喜びつつ
その素晴らしい自然を大切にしていきたいという気持ちが芽生えてくれたら良いな~と思います。
また、今回は生き物を捕まえるのに夢中でしたが…
折角なので、干潟の生き物についてもっと知っていけたらと思います!!

シオマネキのお世話も頑張りま~す!

20201016 あきこ

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