神様の(さくら)
寒い日が続き、まだまだ冬が続くように思われますが
ふと気付くと夕方の5時半を過ぎても、まだ明るく
少しずつ日が長くなっている事に気付かされました。
さくら組での生活も残り2か月……
長いようであっという間の一年間でしたが
残りの時間、子ども達と一緒に楽しい思い出を沢山作っていきたいと思います。
さて、話が変わるのですが……
今朝の出来事です。
私が早く来る当番だったこともあり、子ども達が来るまで
いつも通り保育の準備をしていました。
すると「おはようございまーす!!」と元気な挨拶と共に
さくら組の男の子達が登場!
急いで、窓に張り付き
お母さんたちの車に手を振ろうと待っていたのですが
ふと、1人の子が
「先生、なんかあそこだけ色が変わってる」
と、海を指差して不思議そうに教えてくれました。
見れば、確かに海の一部が綺麗な橙色に染まっています
「本当だ、なんでだろうね」
「あ!雲も同じ色になってる!」
「船も、なんかキラキラ光ってるよ~」
「向こうの島も、なんかオレンジになってない?」
と窓の外の景色を見ながら、思い思いに話し始めた子ども達
ちょっとした景色の変化に気付ける事に感心ながら
しばらく、会話を聞いていたのですが
「えっとね、あの雲はね、神様がいる雲なんだよ」
と誰かが何気なく話してくれました。
”綺麗な雲には、神様がいる”
なんだか、とっても神秘的で素敵な発想だな~と思いながら
しばらく子ども達と一緒に窓の外をのんびりと眺めていました
子ども達と過ごす中で、
偶然聞こえる言葉や、ふとした時に見えるものが
凄く綺麗だったり可愛かったりする瞬間があります。
そんな瞬間を見逃さず、いつでも気付けるようにしていきたいと
しみじみ感じた朝のワンシーンでした。
20220131 あきこ