〜芦北保育園は幼保連携型認定こども園へ〜
熊本県葦北郡芦北町芦北で運営しているあしきた・まちのこども園は、生後3か月~就学前までをお預かりできる保育施設です。

幼保連携型認定こども園あしきた・まちのこども園

たまごかもしれない!(ゆり)

日が当たれば、ぽかぽかと暖かいのですが
風が吹くと冷え込み、衣服の調節が困りますね
体調を崩しやすい季節になるので、気を付けていきたいですね。

さて、今日は朝から「ぐりとぐら」の絵本を読みました
ふんわりとした、黄色のカステラがお鍋から出てくるシーンでは
子ども達も思わずうっとりしており
「おいしそうだね」「いいなぁ」と呟いていました

「たまごと、小麦粉と、砂糖と牛乳があれば皆も作れるんじゃない?」
「えー!!大きい卵が無いと作れないよ!」
「探しにいったら見つかるかもよ!」
「落ちてる卵って腐ってるんじゃない」
「あと、泥もついてるから洗わないと~」
などなど、自由気ままにお話ししていたのですが
その後、お外に出ると
「先生~!おおきな卵探しに行こう~」と数名の子が誘ってくれました
そこで、普段遊んでいる時には中々行かない園庭を探検してみる事に!

倉庫裏はひっそりとして、冷たくて、なんだかワクワク
冒険家になった気分で草木をかき分け進んでいくと
いつもは赤ちゃんたちが遊んでいるスペースの奥にたどり着きました
「なーんだ、ここか~」
と少しがっかりしていましたが、1人の子が
「あ!!!たまご!!!」と落ちていた何かを拾い上げました
見てみると、恐らく園庭になっているカリンの実だったのですが
「たまごかもしれない!!先生!これをさぁ、あっためてあげたら
 赤ちゃんが生まれるかもしれない!」と優しく大事に抱えていました

探検なので
ちゃんと、水筒も持って言ってます(笑)
「蜘蛛の巣ないかな?」
「温めないといけないから」と
お洋服の中に入れて、抱えていました

園庭に戻った後、お友達が「なになに~?」と覗き
「たまごだよ」と教えてあげたのですが……。
「えー!どう見ても、実じゃん」
「それ、あっちにいっぱいなっとったバイ」
と言われていました(笑)

しかし、拾った子が着ていたお洋服を脱いで
たまごを大事に包み、撫でたりしている姿に
なんとなく『本当にたまごかもしれない』と思い始めてきた子ども達
「触らせて」「匂わせて!」「やっぱり梨じゃん!」と盛り上がっていました

別の遊びをする時も
お洋服にくるんであげていました

お外遊びが終わり、給食を食べ終わった後
お部屋遊びをしている時も、たまごをお世話してくれていました!
お昼寝用のお布団にくるむと、なんだか可愛く見えてきました(笑)
「まだ寒いから」と言って自分のジャンバーもかぶせ
『たまごわ、さわらないでね』とメモを貼り
静かに見守っていた、子ども達です

「これ卵?」
「何が産まれるの?」
「寒いかもしれないから」
おふとんにくるまれて
心なしか、たまご(?)も幸せそうに見えます

子どもならではの感性に触れ、とっても癒された出来事でした!
この卵は一体、どうなっていくのでしょうか……
全く予想がつかず、私も楽しみです!!

20221026 あきこ

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