たまごかもしれない!(ゆり)
日が当たれば、ぽかぽかと暖かいのですが
風が吹くと冷え込み、衣服の調節が困りますね
体調を崩しやすい季節になるので、気を付けていきたいですね。
さて、今日は朝から「ぐりとぐら」の絵本を読みました
ふんわりとした、黄色のカステラがお鍋から出てくるシーンでは
子ども達も思わずうっとりしており
「おいしそうだね」「いいなぁ」と呟いていました
「たまごと、小麦粉と、砂糖と牛乳があれば皆も作れるんじゃない?」
「えー!!大きい卵が無いと作れないよ!」
「探しにいったら見つかるかもよ!」
「落ちてる卵って腐ってるんじゃない」
「あと、泥もついてるから洗わないと~」
などなど、自由気ままにお話ししていたのですが
その後、お外に出ると
「先生~!おおきな卵探しに行こう~」と数名の子が誘ってくれました
そこで、普段遊んでいる時には中々行かない園庭を探検してみる事に!
倉庫裏はひっそりとして、冷たくて、なんだかワクワク
冒険家になった気分で草木をかき分け進んでいくと
いつもは赤ちゃんたちが遊んでいるスペースの奥にたどり着きました
「なーんだ、ここか~」
と少しがっかりしていましたが、1人の子が
「あ!!!たまご!!!」と落ちていた何かを拾い上げました
見てみると、恐らく園庭になっているカリンの実だったのですが
「たまごかもしれない!!先生!これをさぁ、あっためてあげたら
赤ちゃんが生まれるかもしれない!」と優しく大事に抱えていました
園庭に戻った後、お友達が「なになに~?」と覗き
「たまごだよ」と教えてあげたのですが……。
「えー!どう見ても、実じゃん」
「それ、あっちにいっぱいなっとったバイ」
と言われていました(笑)
しかし、拾った子が着ていたお洋服を脱いで
たまごを大事に包み、撫でたりしている姿に
なんとなく『本当にたまごかもしれない』と思い始めてきた子ども達
「触らせて」「匂わせて!」「やっぱり梨じゃん!」と盛り上がっていました
お外遊びが終わり、給食を食べ終わった後
お部屋遊びをしている時も、たまごをお世話してくれていました!
お昼寝用のお布団にくるむと、なんだか可愛く見えてきました(笑)
「まだ寒いから」と言って自分のジャンバーもかぶせ
『たまごわ、さわらないでね』とメモを貼り
静かに見守っていた、子ども達です
子どもならではの感性に触れ、とっても癒された出来事でした!
この卵は一体、どうなっていくのでしょうか……
全く予想がつかず、私も楽しみです!!
20221026 あきこ