〜芦北保育園は幼保連携型認定こども園へ〜
熊本県葦北郡芦北町芦北で運営しているあしきた・まちのこども園は、生後3か月~就学前までをお預かりできる保育施設です。

幼保連携型認定こども園あしきた・まちのこども園

なに作ろう?(風)

今日は朝から雨が降り、じめじめとした一日になりましたね。
朝のお話タイムが終わった後、一人の男の子が
「先生、夜は晴れると良いね」という言葉で
ふと今日が七夕の日だということに気付かされました。
「二人が会う日なのにねぇ」と心配そうに呟く姿に愛おしさを感じながら
今日の夜はちょっとだけ、空を見てみようかな。
と思った出来事でした。

みんなの願い事が叶いますように……。

さてさて、最近の風さんですが
先日行った梅を使ってのクッキングがとーっても楽しかったようで
終わった後も「美味しかったねぇ」「楽しかったー!」と呟く姿が沢山見られました。
折角「楽しい!」と感じた活動を一回きりで終わらせるのは勿体ないと思い
早速、二回目のクッキングの計画を立て始めました!

作りたい物を尋ねた所「パフェ!」という意見が多くでたので、皆でパフェを作る事に!

しかし
「チョコパフェが作りたい!」
「にじいろのパフェを作ってみたい!」
と子ども達の中で意見が割れてしまいました……。

いつもであれば、保育者が間に入りお互いの意見を代弁しながら話し合いを進めていくのですが
急いで決めなくてはいけない内容でも無かった為
「自分達で、どっちが良いか決めてごらん?」と子ども達に委ねてみる事に
もちろん最初は戸惑っており
「チョコがいい」
「にじいろがいい」
「じゃあ、どっちにするのー!」
と堂々巡りをしていた子ども達だったのですが……。

なかなか話し合いが進まず
どうしよう~と悩んでいた子ども達
時間が長くなってしまったので、一回終わって
またあとで決めなおす事に
夕方、再度話し合う中で
あおさん達が率先して、話し合いを進めてくれました!

ふと、1人の子が「チョコがいい人!」と皆に向かって声を掛け
その言葉をきっかけに
「じゃあ、”たすうけつ”にしよう」
と別の子が数を数え初めてくれました!
多数決という言葉や、やり方を知っていた事にも驚いたのですが
何よりも、その言葉を他の子がしっかりと聞いて受け入れ
最後は自分達で「にじいろのパフェを作る」と決めてくれました!

その後も、パフェの中身には何を入れるか
誰に作ってあげるのか
などなど、ほとんど保育者が会話の中に入らなくても決める事が出来た子ども達!

やりたい事を皆に伝えようとする
その中で、相手の言葉もしっかりと聞いて受け入れる
自分の思いとは違う結果になっても、気持ちに折り合いをつける
などなど
毎日繰り返しているお話タイムの成果を垣間見る事ができ
嬉しくなりました!

「パフェの中には何を入れる?」
ひらがなが書ける子が書記をしながら
皆で意見を出し合いました!

パフェ作りが楽しい活動になるようにしていくのは勿論ですが
ただ作って食べて、おしまい とするのでは無く

クッキングという活動を通して、子ども達があらゆる面で
少しでも成長できるようにしていきたいと思っています!

20230707 あきこ

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