僕たちにも出来る事(さくら)
今日は朝から風が強く、いつもより海の波が高かったことに気付いたさくら組さん
窓の外を眺めながら
「うみぼうずがいるかもしれん!」
「あ!今、あそこに何かいたよ!」
「人をパクッて食べてた!」と
何やら盛り上がっていました。
子ども達が”自分の頭の中のイメージをお友達に話す”という事は
何でも察して、優しく受け入れてくれる大人に話すのとはちょっと違い
きちんと説明しないと聞いてもらえなかったり
「なんて言ってるかわかんない~」「いや、それは嘘じゃん」と遠慮なく言われてしまいます
なので、頭の中の出来事をきちんと言葉にして説明している内に
段々とそれらが、いかにも本当に見て、聞いたような出来事に変わっていき
大人には見えない、子ども達だけの世界が
どんどんと広がっていくんだろうな~と
うみぼうずや、お化けで盛り上がる子ども達を見ながら
しみじみと感じています。
さて、少しだけ話が変わるのですが
先日、SDGsについて話し合う機会があったさくら組さん
海浦小学校での生活も落ち着いてきたので
改めて、自分達に出来る事は何かを話し合ってみました
色々な意見が出た中で、さくら組さんでは
「ごみを拾う」「お水を大切に使う」という二つの約束事を決めました
そして昨日は早速、いつも窓から眺めている海に行ってみる事に!
私は、ゴミ拾いを目的に考えていましたが
「うみぼうずがいるかもしれんね」
「鮫が来るかもしれないから、海には近づいちゃだめだよ!」
「先生、貝殻があったら拾ってもいい?」
とワクワクしていた子ども達の姿を見ていると
身近にある海に親しむことや、様々な自然に触れて楽しもうとしている
そんな姿も、大切だな~と、ハッと気づかされました。
そこで、子ども達がゴミ拾いを忘れていても
海を楽しんでくれればそれでよし!と思いなおし
海まで行ったのですが……
そこには、予想以上にゴミが沢山落ちていました
「ゴミがある!あ、ここにも!」「あっちにもあるばい!」
と一生懸命ゴミ拾いをしてくれた子ども達。
こんなにも綺麗な海で、生き物を見つける事や貝殻を探す事を楽しみにしていたのに
それよりも目に入ったゴミの多さに、子ども達も保育士もびっくり
なんだか悲しい気持ちになってしまいました
そして今日、朝から「先生、もう一回海にゴミを拾いに行こう」と言ってくれた子が!
それを聞いていた周りの子達も「行こう!」「行きたい!」と大賛成
「風が強くて、寒いから短い時間だけね」と約束し
もう一度、海に行ってみました!
けれども、やっぱり落ちているゴミの多さに
子ども達も
「何で、僕たちがこんなに拾わないといけないんだ」
と怒っていました
たった10分程の散策でしたが、いっぱいゴミを集めて戻ってきました
二日間のゴミ拾いで、子ども達なりに色々と思う所があったようです。
こんなにも素敵な場所を、ごみで汚さない為にはどうすればいいのか
子ども達と一緒に考えながら
少しずつ、出来る事を進めていきたいなと感じた二日間でした。
また、うめ・ゆり組さんもゴミを集めてくれたので
今度は皆で分別もしてみたいと思います!
20211201 あきこ