「イチゴの木があるよ!」(風森あか)
園庭に出ると毎日のように子ども達が園庭にある草花をもって私たちの元に来てくれます。
綺麗な花・いい匂いのする草花・四葉のクローバー・大きな落ち葉など子ども達自身が素敵だなと思うことを共有してくれることに嬉しさを感じます。
今日は可愛い花を持ってきて「これイチゴの木の花だよ!先生にあげる!」と持ってきてくれたお友達☺
「ありがとう~!」と感謝の言葉を言いながらも私の頭の中は
(イチゴは木じゃなくて苗だよね?)(私が知っているイチゴの花とは違うな…)
(子供たちが名付けたのかな?)(匂いか形がイチゴに見えるのかな…?)
と疑問でいっぱいでした。
「イチゴの木の場所、先生に特別に見せてあげる!!」と案内してくれる子ども達の後をついていくと
木に付いているプレートを見せながら教えてくれました。最近あかさんも、ひらがなに関心がある子が増え字が読めるようになってきたのでしょうね!プレートにしっかり「いちごのき」と書かれていました!いちごのきという木があることを私自身初めて知り、子ども達が教えてくれなかったら知らないままだったかもしれません。
「先生、いちごのきって初めて知ったよ!いちごがなるのかな?」というと「じゃあスマホで調べてみたらいいんじゃない?」と言ってくれたので一緒に調べることに!!
ほんのり甘い程度で、味はほとんどなく、ジャムなどに加工して食べると美味しい実がなるようです。
「たのしみだね!」「お花取ったら実にならないから、お花は見るだけにしよう」ということに。
保育者のふとした疑問を「調べてみたら?」と提案してくれるのは、子ども達自身がこれまでの経験の中で、「なんでだろう?」を図鑑で見て調べることの面白さを知ってたり、答えがみつかる喜びを知っているからこそだろうなと思います。
また可愛いから花を摘みたい。でも摘んでしまったら実がならない。だからこれからは摘まずに見るだけにしよう!と考えるのは先を見通す力が身についてきているのかなと思います。
なにげない会話の中にも子ども達の成長を感じることがたくさんで、私たちも多くの発見や気づきを子ども達からもらっています♪これからも、子ども達の声に耳を傾け、一緒に遊びながら気づきや発見を増やしていけたらいいなと思います。
20241211 あさみ